運動会や体育祭、マラソン大会の準備で欠かせない「ゼッケン」。特に手作りする場合、名前や番号を書いたときに「インクがにじんで台無しに…」と悩んだ経験はありませんか?
せっかく丁寧に書いたのに、乾いたらにじんで読めない…そんな失敗を防ぐためには、ちょっとしたコツや道具選びが重要です。
この記事では、ゼッケンがにじまないための具体的な方法を、原因から対策、便利グッズまで幅広く解説します。これを読めば、誰でも簡単にきれいなゼッケンが作れるようになります!
ゼッケンがにじむ原因とは?
使用するペンの種類が合っていない
ゼッケン用に布に文字を書く際、普通の油性ペンや水性マーカーを使っていませんか?実はそれがにじみの原因です。
布地に合わないペンは、繊維に染み込みすぎてインクが広がってしまい、輪郭がぼやけてしまいます。特に綿100%など吸水性が高い素材は、にじみやすい傾向があります。
布の種類や加工の影響
ゼッケンに使われる布地の種類も大きく影響します。以下のようなケースでは注意が必要です:
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吸水性の高いコットン素材
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薄手のガーゼ生地
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柔軟剤仕上げ済みの布
これらは、インクが広がりやすくにじみやすい特徴があります。また、新品の布でも、糊や油分が表面に残っている場合、インクの定着が不安定になり、にじみやすくなることも。
書き方や環境にも注意が必要
ペンを強く押しつけすぎたり、同じ部分を何度もなぞったりすると、インクの量が増えてにじみやすくなります。また、湿度の高い日や濡れた手での作業もNGです。
にじまないゼッケンの作り方【基本編】
布用ペンの正しい選び方
まず最初に取り入れたいのが「布専用ペン」です。以下の点に注目して選ぶと失敗しにくくなります。
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油性顔料インクであること
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耐水・耐洗濯性があること
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にじみにくい速乾タイプであること
市販の布用マーカーには「にじみにくい」と記載された商品も多いので、商品選びの際に必ずチェックしましょう。
アイロンプリントシートを活用する
手書きに自信がない方には「アイロンプリントシート」もおすすめです。パソコンで名前や番号を印刷し、アイロンで布に転写する方法です。
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字がきれいに仕上がる
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にじみの心配がない
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失敗してもやり直しが効く
家庭用インクジェットプリンタで使えるタイプもあり、簡単に本格的なゼッケンが作れます。
名前スタンプもにじみにくい
小学校などで人気なのが「名前スタンプ」。布用のインクパッドを使えば、文字がくっきりと出て、手書きよりも安定した仕上がりになります。
また、スタンプなら何枚でも同じ品質で印字できるので、兄弟分や予備用のゼッケンを作るのにもぴったりです。
にじまないための具体的な工夫とコツ
下に新聞紙やコピー用紙を敷く
ゼッケンに文字を書くとき、布の下に何を敷いていますか?机に直接置いてしまうとインクが押し返されて滲みやすくなります。
おすすめは、コピー用紙か新聞紙を2〜3枚重ねたものを下に敷くこと。これによりインクを適度に吸収してくれて、にじみを軽減してくれます。
一気に書かず、ゆっくり丁寧に
焦って一気に書こうとすると、インクが布に染み込む時間が短く、ムラやにじみが発生しやすくなります。
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一文字ずつ丁寧に書く
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筆圧を強くしすぎない
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ペン先を垂直に当てる
これらの基本を意識するだけでも、仕上がりが大きく変わります。
にじみ防止スプレーを使う方法
市販の「布用にじみ止めスプレー」や「防水スプレー」を使うのも効果的です。文字を書く前に布に軽くスプレーしておき、乾燥させてから書きましょう。
ただし、スプレーの成分によってはペンの発色が変わることがあるので、必ず端切れなどで試してから使うのがおすすめです。
布用ペンのおすすめ商品ベスト5
にじみにくいインクの特徴とは?
優れた布用ペンは以下のような特徴を持っています:
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油性顔料ベースで発色が良い
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布の繊維に入りすぎない設計
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速乾性がありにじみにくい
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洗濯しても色落ちしにくい
これらを兼ね備えた人気のペンをいくつか紹介します。
レビュー評価が高い人気商品紹介
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マービー「布描きしましょ」シリーズ
→ 発色がよく、耐水性に優れています。細字と太字の両用タイプも便利。 -
ぺんてる「布描きマーカー」
→ 国産で品質も高く、にじみにくい速乾インクが好評です。 -
サクラクレパス「らくやきマーカー」
→ アイロンなしでもしっかり定着するため初心者にもおすすめ。 -
ステイズオン(StazOn)布用スタンプインク
→ スタンプ派におすすめのにじみにくい速乾インク。 -
セリア・ダイソーの布用マーカー(100均)
→ 安価ながら、ちょっとした記名には十分。お試し用にも◎
にじんでしまったときの対処法
修正用の白ペンやシールでカバー
書いた文字がにじんでしまった場合は、「修正ペン」や「布用の白マーカー」で上からなぞって補修する方法もあります。
もしくは、布用ゼッケンシールを上から貼ってリカバリーするのも手です。にじんだ部分の上から新しい布を縫い付けるという手段もあります。
予備を用意しておくと安心
どうしても不安な場合は、ゼッケンを2枚以上用意しておきましょう。練習用と本番用に分けるだけで、心の余裕が生まれます。
また、子どもが成長しても使えるよう、少し大きめに作っておくと後々使いまわせることも。
まとめ:準備と工夫でゼッケンはきれいに仕上がる
ゼッケン作りは、一見簡単そうに見えて、実は「道具選び」と「丁寧な作業」が仕上がりを大きく左右します。にじみを防ぐためのポイントは以下の通りです。
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布用ペンを正しく選ぶ
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書く前に布の下準備をする(下敷き・スプレーなど)
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一文字ずつ、ゆっくり丁寧に書く
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書き終わったらしっかり乾燥させる
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不安な人はアイロンプリントやスタンプを活用する
ちょっとした手間をかけるだけで、見た目もきれいで読みやすく、長持ちするゼッケンが完成します。ぜひ本記事の内容を参考に、後悔のないゼッケン作りに挑戦してみてくださいね。